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愛犬に合うドッグフードって?

良質なフードを食べても体調が改善しない。 肝臓数値が高い、急性膵炎になった、など、体調不良がつづく子からのご相談を受けることは少なくありません。


たくさんのケースをご相談いただき、飼主さんと試行錯誤しながらそれぞれの子の体調をよくするごはんを模索するのですが、ここ数年ちょっと考えていたことがあります。



日本で販売される海外産のドッグフードは、オーストラリアやニュージーランド、ヨーロッパ、アメリカやカナダなど、多岐にわたります。

バリエーションも実にさまざま。


ただ、それらのフードがどうしても合わないという日本の犬たちもいます。

それぞれの国でつくられるフードは、その国に暮らす犬たちの生活を基本は想定して設計されていると思います。


わたしが知る (行ったことがある限り)のオーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、クロアチア、イギリス、などの犬たちの暮らしは


○運動量が多い

○運動量が多いから筋肉量が多い

○家そのものが広い

○庭がある家で自由に動き回れる

○避妊去勢のタイミングや割合が日本とは異なる

○生活活動強度が違う

○ブリーダーから迎えることが多い →胃腸の発育がしっかりしている

といった、日本の犬とは生活背景の違いがあります。



一方で、日本に暮らす犬たちは


○高温多湿

○室内飼育が中心

○散歩の時間や運動量が比較的少ない

○小型犬が多い

○早期避妊去勢の割合が多い

○マンションでの飼育も多い

○自由運動が多くない

○ペットショップで迎えるケースもある (子犬期の生育環境がわからない)


といった傾向にあるでしょうか。



ドッグフードがつくられる国での想定される犬の暮らし、犬の特性と、それを食べる日本の犬の暮らしはかならずしも合致しません。


「想定されている生活」と「実際の生活」に差がある、という点が、とても大切なポイントになるのかな?と。



けっこう寒くても朝から晩まで外のフィールドで思いっきり運動する犬たちには、ハイプロテイン、高脂肪の栄養価の思いっきり高いフードが合致するのかもしれないし、それを日本の犬たちが継続して食べ続けると、「合わない」が出てくるケースもあるのかもしれません。


肝臓の数値が高くなる

膵炎を起こしてしまう

アレルギー反応が出る

下痢軟便

といったケースが見られることは、 決して不思議なことではないのかな?と。



もちろん、体質や暮らしに合う子も多くいると思うのですが、 海外のフードの栄養設計が日本の犬にToo muchになる場合に、不具合が生まれるように思います。


もちろん、すべての犬に当てはまるわけではありません。 同じフードを食べていても、元気に問題なく過ごせる犬もたくさんいます。


ただ

○運動量が少ない

○体が小さい

○早期避妊去勢後で代謝が落ちている

○シニア期に入っている

こうした条件が重なるとフードが合わないこともあるので、そういった場合にはご相談を。



特にシニア期の犬は、若いうちと比べて

内臓の処理能力がゆっくりになる

脂質やエネルギーの過剰が負担になりやすい

1日全体を通しての運動量が落ちる

といった変化が起こります。


そのため、

「今まで大丈夫だったフードが、年齢とともに合わなくなる」 ということも、珍しいことではありません。



フリーズドライフードも、わたしの商店では各社とても良いものを取り扱っていますが、やはりフリーズドライフードは栄養を凝縮しているため、高たんぱく高脂質の設計になっています。

(もちろん食べるときは水分率が上がるので栄養バランスは表記とは変わりますが)



でもフリーズドライあげたいよなあ・・・という方に、 Hitowanから、日本で暮らす犬たちに向けた栄養設計のフリー ズドライが出ますよとお知らせいただいて、成分設計を見たら とても興味深いものでした。



日本の犬たちに特化しているため、脂質をおさえたフリーズドライをつくったとのこと。

ビーフのフリーズドライの脂質は19%でベニソンの脂質は23% ということで、他のフリーズドライよりだいぶ低い設計になっています。


また、フリーズドライフードにおける水分量の比較では Hitowanは、3〜3.5%以下ということで、他社がだいたい5〜8%ということなので、だいぶ水分含有率は低いようです。


しっかり身体をつくりながらダイエットをしたい子、膵炎や胆泥症で脂質の高いものをたべさせられない子、シニアさん、四肢にトラブルのある小型犬には、Hitowanのビーフのフリーズドライ良さそうです。



一方で、育ち盛りのパピーやエネルギーをこれでもかと言うほど必要とする犬たちには、K9やWoof、Kiwi kitchen のフリーズドライが合うと思います。




大事なことは!!!


どのフードが良いフードでどのフードが悪いフード、という考え方ではなくて

自分の愛犬の生活スタイル、体質、体調、運動量、生活活動強度などをじっくりと観察して、「愛犬に合うフィーディング」 を模索することです。


誰かにとって良いフードがウチの子にとって良いとは限らない。



当店は、20年以上にわたり、世界中でジャックラッセルテリアのチャンピオン犬を育ててきた、シリアスブリーダー・見市香緒の運営するセレクトショップです。

 

離乳から介護まで丁寧な犬育てを通じて、実際に使用してきたものの中から、良質なドッグフードや長く使っていきたいと思ったアイテムだけを取り揃えています。


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